TokyoKomekoCakes’s blog

米粉スイーツ専門店を開きたい,不器用主婦のブログ

米粉マイスター講座に行ってきました②

こんにちは。米粉シフォンケーキ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

 

 今回は米粉マイスター講座に行って学んだことの第二回目の記事です。

 米粉のこともそうですが、食全体のこと、食品添加物のことについて学ぶとても良い機会になりました。生活していく上でなかなか切り離せない添加物。非常に考えさせられる内容で、開業する予定のない方も参考になるんじゃないかなと思います。

米粉に合わせる他の材料:油って危険?

 私のレシピでは、シフォンケーキをよりふわふわにするために油を使っています。ノンオイルの健康シフォンもありかな、と思った時期もありましたが、おやつってそもそも嗜好品。ゴリゴリに健康にこだわって美味しさを損なうより、ふわふわを追求したい。おやつを思いっきり楽しんでほしい。そんな思いから油を使うことに決めました。その代わり、体に優しい油を使おうと思い、良質な油とされる米油を使って試作していました。

 ところが今回の講習では、米油であっても製法によっては油を抽出する過程で薬剤が混ざったり、製法の過程で高温にするためすでに酸化してトランス脂肪酸が入っている可能性があるとのこと・・・もちろんそれは油のパッケージには書いていません。「油を作る方法」の知識がないと、安全な油かどうか見分けることができない。食に対する知識って本当に大事だなと思います。「米油ならなんでもOK」では無く、「このメーカーの油はどうやって生成しているのかな?」を調べて、安全に作られている油を選ばないといけないことがわかりました。

米粉に合わせる他の材料:白砂糖ってダメなの?

 お菓子やパンに必須の砂糖。現在は白砂糖よりも茶色い砂糖のほうがいいよ〜という風潮がありますよね。きび砂糖や黒糖、メープルシュガーなどの色のついた砂糖を生活に取り入れている方も多いのではないでしょうか。(我が家もお料理にはきび砂糖です。)

 講座ではなぜ茶色い砂糖が良いのか?ということを聞いてきました。結論から言うと

  • 砂糖が細胞に取り込まれるのにあたってはミネラルが必須。白い砂糖は生成によってミネラルが削ぎ落とされているため、体の別の部分からミネラルをとってくることになるので他の臓器がミネラル不足になり支障が出る

と言うことでした。

 脳の一番大事な「脳幹」というのが影響を受け始めるのは最後の段階で、脳幹の周りにある理性や感情を司る脳の部分が先にミネラル不足の影響を受け始めます。

 イライラしやすく、怒りっぽくなったり、アルツハイマー認知症の原因になるという説もあるそうです。

 そのため、ミネラルを一緒に摂取できる茶色い砂糖が体にはいい、と言うことなんですね。

砂糖も油も「悪ではない」

米粉マイスター講座では、油や砂糖などの摂取の仕方について下記のように教わりました。

 勘違いしてはいけないのは「砂糖も油も悪ではない」と言うこと。食べ物は食べてしまえば分解され、ただの物質になる。「食べてはいけないもの」と言うものは基本的には毒物以外には存在しておらず、「バランス悪く食べ物を摂取すること」が何より一番良くないことである。

 「抗酸化物質をとったほうがいい」「リコピンがいい」「オメガ3の脂がいい」と巷で言われているが、ただそれだけを摂取したら健康になれると言うわけではない。物質それだけを見たら良いもののように見えても、消化吸収するには体に負担がかかる場合もある。

 自分が何を食べて、それはどんな物質から成っているのか。自分には何の物質が足りないのかを把握して、足りない分だけ食べるべき。「体にいいもの」でも摂り過ぎたらそれは悪。

 砂糖で言えば、「茶色い砂糖しか食べてはいけないのではない」のです。ただ、白い砂糖はどういうもので、茶色い砂糖はどういうもので、ということを理解して食べることが大事。そして「偏って食べてしまったな」と思えばその後で調整すればいいのだそうです。何事もバランスが大事ということですね。

添加物って悪?

 市販の食品の食品表示を見ると、よくわからない添加物の名前が羅列しています。それらが何かもわからないし、面倒なのでいままで調べたことはありませんでした。でも「人工的な添加物は自然のものではないので、消化吸収するのに体に負担がかかる」という話を聞いてだんだんと怖くなりました。

 日本は海外に比べて添加物に対して規制が緩いという話は聞いていましたが、添加物についてよく理解すると、さらに怖くなりました。

 子供に今まで冷食のおかずでお弁当作っていたな、お菓子も与えているなあ。そう思うと、時間や体力はきついけれども自炊しなければ・・・と焦りを感じました。スーパーに並んでいるものはほとんどが添加物入り。「もう何を食べたらいいのか・・・」状態でした。

 

 ですが、そこで講師の方に諭されたのが「添加物を全て避けるなら人里離れた山奥にこもるしか無く、それは現実的なことではない。ある程度は摂取するのはやむないこと。ただ添加物が入っていることは自覚しておくこと」ということでした。

 子供がいる家庭で仕事しながら全て自炊って、しかもオーガニックとこだわりの材料のみでって考えると、1日も持たない気がします。

 私にできることは、食べようとしているものに何が入っているのかをしっかり把握し理解すること。自炊は無理をしない、でも安全な食品を使っての自炊は、家族の健康を守るためには大事なんだと心に止めておくこと、でしょうか。

 

食べることは幸せなこと

食べると言うことは、本来幸せなことですよね。

この講座で教わった一番大きなことは「食べたことに満足することが大事」ということです。

 

 たとえ「ああ〜ポテチを1袋食べてしまった!」と言うときでも、もちろん体には良くないけど、とっても美味しいですよね(笑)。体に良くないものを食べて体に負担をかけているのに、かつ気分まで落ち込んだら最悪だ、と教わりました。確かに。

 

「体に悪いけど、めっちゃ美味しかった!」

 

と、気持ちはハッピーなことが大事です。

 

美味しいものは、人にとって必要なもの。

食べ物のことをよく知って、油・砂糖・添加物・その他もろもろのバランスをとりつつ、美味くいただくのが一番いいよね。

 

米粉のことのみならず、「食」について大事なことを教わってきました。

 

今回の記事は以上です。米粉シフォンケーキ専門店開業ブログ、また次回の記事でお会いできると嬉しいです。