TokyoKomekoCakes’s blog

米粉スイーツ専門店を開きたい,不器用主婦のブログ

融資が満額下りた!融資を受けるまでの流れ

こんにちは!

東京都町田市鶴川で、米粉スイーツ専門店を開業します⭐️

銀行借り入れ初挑戦の主婦です。

 

 事業をやるにはお金が必要。

 お菓子屋さんをやるには専用キッチンを用意せねばならず、借り入れが必須です。

(レンタルキッチンで開業する人もいるようで、その場合は借り入れしなくてもいいのかもしれませんね)

 

 今回、サポートを受け見事!創業融資を満額受けられることになりました!

 初回の起業だと満額融資を受けられず、減額されることも多い模様。今回は満額融資を受けられるようになるまでの経緯と私なりの学びをお話ししていきたいと思います。

 

融資を受ける決意

 たんまり貯金がある人や、都市部以外にお住まいで自宅敷地に余裕がある方以外は、融資を受けないと菓子製造許可のあるキッチンが作れないことが多いのではないでしょうか。

 菓子製造許可に関しては下記の記事参照。

blog.hatena.ne.jp

 焼きが安定した業務用のオーブン、衛生的に・安全に材料を保管するための業務用冷蔵庫など、必要なものはたくさんあり、私は借入をすることに決めました。

 融資は借金。大きなお金を果たして返済できるのかという不安はもちろんありました。

 低コストで、レンタルキッチンなどを利用して開業する手もありましたが、事業をスケールさせて将来の不安を無くしたい。自宅近くで子供たちのそばにいながら仕事をしたいという思いから、思い切って融資を受けることに決めました。

 万が一、事業がうまくいかなかったら、看護師資格もある。看護師に戻ってバリバリ稼いで、また事業をやればいいや。そう思いました。

一番初めに日本政策金融公庫に行ってみたが・・・悩みにぶち当たる

 起業家への融資についてネットで検索して上位に出てくるのは「日本政策金融公庫」。金利でお金を貸してくれます。私は借り入れは初めてなので、一度お話をしっかり聞こうと思い、自宅から一番近い事務所まで面談に行きました。

 そこで必要と言われたのが「創業計画書」です。「なんで起業して、どんな商品を売って、いくらくらい売り上げが出る見立てがあって、設備や運営にいくらくらいのお金が必要になるのか」。ざっくりいうと、そんなことを記載する書類です。これを1から自分で作らなくてはいけません。

 創業計画書の作り方のパンフレットもいただきました。

 

「うんうん、なるほど、創業計画書ってこういうものなのね!」

 

・・・私の場合は・・・?

何から書けばいいの?

見込み客が何人かってどうやって調べるの?

客単価って何?

 

全くのど素人が、「はい、創業計画書作ってきてね❤️」と言われて作れるわけがありませんでした。

 

専門家に頼もうか・・・

ココナラとかで探してみようか・・・

でもお金がかかるよね・・・

自分の計画書は自分で理解していないとダメだろうし、人任せってのはいかん・・・

 

この創業計画書がどうにも進まなくて、悶々とした日々を送っていました。

 

東京都町田市の創業支援

 しばらく悩みすぎて頭がオーバーヒートしていたので、別のことを調べようとネットで起業家への補助金などを調べていたときに、自分が住んでいる東京都町田市で創業支援をしていることを知りました。

 なんと

 「融資の利子全額補助」!

 「創業計画書作成サポート」!

 「支援を受けるのは無料」!

なんでしょうこれは。素晴らしすぎる!すぐさま町田市の創業支援事業を調べ、支援を受けるのに必要な動画4本を即日視聴。支援を申し込みました。

 支援してくれる団体はいくつかありましたが、私がお世話になったのは「町田新産業創造センター」です。(HPが見やすかったので直感で選びました。)

 主にお世話になったのは創業計画書の書き方です。WordとExcelのフォーマットを送っていただいて書き込み、それをメールで送って添削していただく形でした。かなり具体的に書かれた記入例(これが良かった!)を頂いたので、それに沿いながら埋めていき、何度か添削のコメントをいただいて修正していきました。添削コメントとしては

  • 経歴に、今回起業する業種と関係のあるものがないと融資を受けづらくなるので、関連業種の経験が浅いならそれを補う情報を手厚く書くこと
  • 実際販売するものの写真を添えること
  • 競合分析は他社の名前を具体的に挙げてグラフにすること

などなど、他にもたくさん。

 競合分析などしたことがありませんので時間はかかりましたが、アドバイスしていただいたことに沿って一つ一つネットで分析方法を調べ、埋めていきました。ここでかなり時間を使い、想定していた融資を受けるまでの期間から大きく外れてしまいましたが、今思っても、非常に大事な頭を使った作業。ビジネスを考えるときに必要となる考え方の基礎を学べたと思います。

 こちらのサポート事業では日本政策金融公庫から融資を受けると利子全額補助にはならないため、お勧めされた銀行や信用金庫を検討して融資先は政策金融公庫以外にすることにしました。

創業計画書を褒められる

 こうして作った創業計画書を銀行へ提出したところ、「よく書けている、これならすぐに審査に進める」と何度も褒めていただきました☺️初めて融資を受けるときは、返済できなくなったときに代わりに銀行へ返済してくれる「保証協会」と契約して手数料を払う必要があります。(私たち借り入れした人間は、銀行の代わりに保証協会に返済しなくてはいけないので、保証協会は「銀行にとっての保証」ですね)

 銀行の方から、「保証協会の審査の方が銀行よりも厳しいです。保証協会の審査が通れば銀行の方は通ると思っていただいて良いです」と言われました。保証協会の方の審議が無事通過できたのは、創業計画書のサポートのおかげだと確信しています☺️

 

融資の流れ

ここで融資の流れについてちょっとご紹介。

  1. 銀行へ創業計画書を持って融資申し込み
  2. 銀行内で審査
  3. 保証協会へ行って面談して審議
  4. 保証協会での審査を受けて、銀行内で最終審査
  5. 審査に通ったら銀行と融資契約
  6. 融資実行

こんな感じです。2ヶ月くらいは見ておいた方が良いです。意外と時間がかかります。

1度添削を受けたら次も書けそう、創業計画書

 創業計画書は、一度書いたら2度と書かない、というものではありません。例えば今回の融資が満額下りなかった場合、銀行とは別に再度日本政策金融公庫に相談して融資を受ける、なんていうこともありえます。その際にはまた創業計画書が必要になります。

 ビジネスが大きくなって、人を雇用したい・もっと大きい設備が必要になったなどどいう際にも借り入れする可能性があります。その際に、人任せにせず自分の頭で考えたということは、今後のビジネスにとっては非常に重要な時間的投資だったと思っています。

まとめ

 創業融資を受ける際は、住んでいる地域でサポートをしていないか?ぜひ調べてみてください。創業計画書を書く際は代行会社に任せるのではなく、自分で頭を捻って考えるということは、時間がかかっても今後ビジネスオーナーになっていく立場ならば、必要なことなんじゃないかなと思います。