TokyoKomekoCakes’s blog

米粉スイーツ専門店を開いた,不器用主婦のブログ

なんで「小麦粉」じゃなくて「米粉」なのか

こんにちは!

Tokyo 米粉 Cakes  の、小麦粉が体に合わないオーナーです。

 

開店してからこの方、よくお客様から米粉のお菓子屋さんって少ないから、嬉しいです!」とのお声をいただきます。

 

そう。「小麦粉が食べられない」・「できたら避けたい」と思っている方は意外と多く、

そして小麦粉が入っていないお菓子って意外と少ないのですよね。

 

私が、なんで小麦粉じゃなくて、米粉を使ったお菓子屋さんをやりたいなと思ったのか。

 

ちょっと深掘りして書いて行こうかなと思います。

小麦粉アレルギーは突然に

 突然全身に発疹がでて、痒くてたまらず皮膚科に泣きつき、ステロイド軟膏を塗りたくっていた日々。それは本当に突然でした。

 

「何か悪いものたべったけ?」

「いつも飲まない薬とかは。。。飲んでないなあ」

「肌がかぶれるようなものにも触っていないし」

「すぐに良くならないということは、一時的なじんましんじゃないな、こりゃなんだ?」

 

原因が全く思いつかないことが不安でした。

 

そこでふと思い出したのは、以前子供のアトピーを診てもらいに行った皮膚科のお医者様がぽつりと呟いた、

 

アトピーの子におやつあげるなら、クッキーやケーキより、煎餅がいいよ」の言葉。

 

うっすらと「もしかして・・・小麦粉のせい・・か・・?」と頭をよぎったのがきっかけでした。

試しに小麦粉をやめてみる

 「小麦粉アレルギー」をネットで検索してみると、「小麦粉に含まれるグルテンが腸に悪く、お腹の具合が悪くなる」という症状が結構上位に出てくるのですが、

 

自分としては腹部の症状の自覚はないし、「まさかな〜」という思いで、半信半疑で始めた、ゆるゆるグルテンフリー生活でした。

 

1〜2ヶ月、完全な小麦粉除去とはいかなくても、子供と一緒に食べる朝ごはんのパンケーキを米粉にしたり、米粉でシフォンを焼いてみたり、唐揚げなどにも米粉を使ったりと、

 

ゆるゆる〜と米粉に移行したところ、

 

なんと、皮膚症状が徐々に改善したのでした。

 

皮膚科のお医者様に

「おお、湿疹良くなったね、軟膏塗るの頑張ったね」とお言葉をいただいたあと、

「小麦粉控えました」とお伝えすると、

「ああ〜やっぱり(小麦を止めることは)良いんだね!」とのこと。

 

私の中でも「ああ。やっぱり小麦粉の取り過ぎだったんだ」と腑に落ちました。

 

今思えば、小麦粉に依存していた日々

小麦粉がもともと大好きで、パン・クッキー・ケーキはもちろん、パスタ・うどん・ラーメンみんな好き。パン屋さんに行ったら食べきれないほど買っていました笑

 

お菓子を作ることが子供の頃からの趣味でしたので、どこのスーパーにも置いてある小麦粉が、家には必ず最低1袋はないと不安になるというほどの、今考えれば小麦依存でした。

 

お菓子屋さんの開業準備をしている際に、パティシエさんとお話をする機会がありました。

「最近、米粉でお菓子作る方多いですよね。僕もそろそろ小麦のアレルギーが出る頃です」とおっしゃいました。

 

長い間、大量に小麦に触れていると、やがて小麦粉のリミッターを超えるのでしょうね。

リミッターの値は、元々のアレルギー体質等で人それぞれ違うのでしょうが。

そう思うと、

 

子供には小麦粉摂取量のリミッターを超えない期間が、できるだけ長くなるようにしてあげたい。

 

そう思ったことが、開業のきっかけの一つです。

全ての小麦粉を避けることは、現代を生きていく上では到底できませんが、

せめて、小麦粉を摂取しなくても済むなら、米粉で代用がきくなら、

 

できるだけ小麦粉の摂取量を増やさないようにしてあげたい。

自分の子供にも、他の子供にも。

 

そんな思いでいる次第です。

小麦粉(グルテン)フリーをやってみてわかったこと

上の方に、「小麦粉でお腹の症状が出るなんてそんな自覚はなかった」と書きましたが、

小麦粉をやめてしばらく経ってから、旅行などで小麦の入ったお料理を続けて食べた翌日に、お腹の調子が悪くなりました。

 

小麦とお腹の調子を関連づけていなかったから気づいていなかっただけで、実は悪影響は前から症状として出ていたのかもしれません。

 

グルテンが悪さをするのは腸の中。消化されにくいグルテンが腸を損傷し、異物として体内に侵入することで体のアレルギー反応が起こる。

 

グルテンを控えたことで、ちょっとでも体調が悪い・気候が悪い時にしつこく出ていた咳喘息の発作がなくなりました。(喘息はアレルギーに起因する症状)

 

なにかしらの体の不調があったのに、それを小麦粉とは結びつけられなかった。

やめてみて気づきました。

 

ただ、「小麦粉だけ」が原因ではないのかもしれない、とも今は思っています。

小麦粉だけが悪者か?

グルテンフリーを調べ始めると、食の安全についての情報が色々出てきます。

小麦と共に気になっているのは食品添加物や農薬。

日本では諸外国に比べて規制が緩く、認知症発達障害の原因では?などど言われており、知見を深めるべく勉強中です。

 

まとめ

「食に気をつけよう」って、思っても、子持ちに襲いかかる夏休み中の弁当地獄真っ最中です!

加工食品に全く頼らないのも、

パンを完全無しも(米ばかりじゃ飽きるから、たまにはサンドイッチ弁当でも・・・と思ってしまう母)、

いやはや難しい。

手間がかかることです。

みなさんお疲れ様です。

アレルギーが重篤な方の苦労は計り知れません・・・

ですが、子供と家族と自分のため、気持ちを奮い立たせて、日々の食事に向き合いたいと思います。

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

お暇な時に、またちらっと覗いていただけたら嬉しいです!

店舗オープンから3ヶ月ちょい。怒涛の日々。

店舗オープンから3ヶ月が経ちました!

こんにちは、Tokyo 米粉 Cakes  のうっかり者オーナーです。

「店舗オープンします!」という宣言をしたブログからはや数ヶ月。

忙しさにかまけて全くブログを更新しておりませんでした。ですが、お客様から時折「ブログ、読みました!」と言っていただき・・・!

これは!書かねば!拙くても!と思い、子供の寝かしつけ後にパソコンに向かっております。

 お店をオープンしてから早くも3ヶ月が経ち、この間、本当にたくさんのことがありました。初めての店舗運営は予想以上に忙しく、うっかり者のうっかりが大炸裂の日々でした。大変だったことなど、まとめてみました。

 

一番初めのお客様

 8:00の開店と同時に来てくださったのは、「オープン待ってました!」と言ってくださった、お子さん連れのママさんでした。「子供たちに、私のお菓子をぜひ食べてもらいたい」という思いが強い私です。一番初めのお客様がお子さんとママさん。とっても嬉しかったのを覚えています。

大体が午前中で売り切れ

 オープン当初、「まあ、始めは売れないのが当たり前」と呑気に構えていましたが、予想外にたくさんのお客さんが来てくださいました。一度にたくさんシフォンを焼くことにまだ慣れておらず、シフォンケーキは大体午前中で売り切れ。

 これは嬉しい誤算でしたが、「買えなかった〜」というお客様には申し訳なさでいっぱい。「急いでたくさん作らねば!」という焦りから、何度もシフォンケーキを失敗してしまいました。開店当初は0:00就寝2:00起床。失敗に半泣きになりながら、夜中までシフォンケーキを焼き続ける日々が続きました。夫が子供たちをよくみてくれていたので、甘えて仕事に没頭させてもらいました。

材料仕入れのタイミングがわからず、卵を切らす

 「シフォンを焼かねば!店を開けねば!」ということに一杯一杯になっていた私は、シフォンの命である卵の残数管理にまで全く頭が回っておらず、なんと卵の在庫切れをおこしてしまいました。材料不足のため臨時でお休みをする羽目に・・・。車で50分かけて卵の仕入先の養鶏場まで出向き、卵を買ってきたなんてこともありました。うっかりが過ぎる・・・

余裕が出てきた最近

 最近は、シフォンケーキを一度にたくさん焼くことにもすっかり慣れてきました。様々な味のシフォンケーキをバランスよく店頭に並べられるようになり、少しずつ余裕が出てきました。焼き菓子も数種類置けるようになり、最近では新商品のアイスクリームもお店に置けるようになりました。

立派なお菓子屋さん?

 オープン当初は、4種類のシフォンケーキしかなかったこのお店も、今ではだいぶお菓子屋さんぽくなってきたと、思います(みなさんはどう思います?笑)。

 念願だったオンラインショップも開設することができました!まだ品数は少ないですが、これからどんどん増やしていく予定です。

今後の課題

 店舗運営に少しずつ慣れてきた今、次の課題はオンラインショップでのシフォンケーキ販売です!まだまだ洗い物や細々とした仕事に追われる毎日ですが、時々手伝ってもらいながら、一歩ずつ前進していきたいと思っています。

 これからも、たくさんの美味しいお菓子を皆さんにお届けできるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!

では、また次回のブログでお会いしましょう🎵

店舗が完成

こんにちは!Tokyo 米粉 Cakesです。

工事の進捗状況を書き上げる前に、すっとばして店舗オープンのご案内となりました。2024年3月22日金曜日に店舗販売を開始いたします!

 

店舗の工事は業者さんの都合や、思いがけないトラブルなどで遅れに遅れ、

2月中にオープンを目指していたところが3月の末になりました。

 

でも、こだわり抜いた内装が実現され、

自分自身でもとてもいごごちの良い空間となりました。

 

今回は店舗での私のこだわりポイントを3つご紹介しようと思います。

 

店舗の色味

お店のイメージの全てを決めると言っても過言ではない、店舗の色味。

私は

「白」

ナチュラルな色味の木目」

を中心に据えたデザインにしました。

木目があると、温かみのある印象になります。

お子様にも来店してもらいたいという思いから、明るめの木目を取り入れ、さらに壁や天井を白くすることで店内が明るくなるようにしました。壁の一つの面だけ木を貼ったので、こちらもとても温かみがあります。

外壁にも木を貼っていただいて、ナチュラルな印象のお店になりました!

 

レジカウンター

自分の選んだ板で何か作りたいな。

そう思ったので、大工さんにお願いせずに自分で板を選び、レジカウンターに変身させました。DIYしようかとも思いましたが、難しく💦大工さんに9割以上は作ってもらったので、自作というよりはオーダー家具。

でも、木目が綺麗でつるっつるな仕上がり!さすがプロです。

美しいカウンターができて感動でした。

 

看板

木目にこだわった店舗なので、木の看板にしよう!と思いましたが、昨今は木材が非常に高額・・・

幸い、選んだ物件には大きなガラス窓があります。これを生かそうと考え、看板シールを業者さんに作ってもらい、主人と二人でまっすぐになるように貼り付け!

うんうん、とても映える!!

想像以上に綺麗にはれました。

お店の前の通りからもよく見える、素敵な看板ができました。

 

まとめ

開店する際はコストをできるだけ抑えたいもの。

頭は使いますが、できるだけ安く質良く理想に近づけるのは大変でした。

でもその分思い入れのある、大満足な自分の店舗を作ることができました。

これからは本番、販売開始です。気合い入れてがんばります。

 

店舗ができてきた

こんにちは!

町田市鶴川に米粉スイーツ専門店をオープンします。

Tokyo 米粉 Cakesです。

 

ただいま絶賛店舗工事中!進捗をお伝えします。

 

こだわりのキッチンスペース

この奥がキッチンスペース

キッチンと店舗スペースを区切る壁を作ってもらっています!

 

シフォンケーキを作る作業に集中しすぎて、お客様に気づかないことがないように

 

壁の一部はガラスにすることにしました☺️

 

キッチンの中も明るくなるし、お客さまもキッチンをちょっとのぞけて楽しいかな?と思いました😀

 

キッチン内は少しゆとりをもった作りにして、今後どんどん増えると思われる材料や道具を臨機応変に置けるようにと考えています。

 

床や壁の素材を選ぶのは一苦労。

工務店さんが見せてくれるカタログにはすごい量の壁・床材が😭

「白にしよう!」と思っても、白にも何種類もあって、選ぶのに一番時間がかかりました。

 

店舗側の壁は温かみのある木で

店舗側の壁の1面を木貼りにしました

あったかいイメージにしたかったので、本当はもっと木材をふんだんに使った店舗にしようかと思っていましたが、

何せこの物価高騰💦木は非常に値上がりしているようで💦

 

新規オープンの私の懐具合を心配してくれる優しき工務店さんと相談し、

1面だけ木を貼ることにしました。

1面だけでもまったく違うお部屋になった感じです!

 

木の色味は自然とオレンジっぽくなっていくというお話なので、

私も店舗ができた時の色を楽しみにしています☺️

 

この後の工事

だいぶ内装ができてきて、ワクワク感が募ります。

次は壁やドアが本格的に設置されて、壁紙が貼られる工程になるそうです。

ご近所の方も時々覗いていかれます。

私と一緒に店舗の完成を楽しみにしてくれていると嬉しいです!

内装工事、一歩前進

内装工事開始!柱がった!

こんにちは!

町田市鶴川に米粉スイーツ専門店をオープンします⭐️

Tokyo 米粉 Cakesです!

 

ついに!内装工事が本格化してまいりました。

こちらの物件、以前は着付け教室かダンス教室でもやっていたのかな?

 

壁一面に大きな鏡がありました。

 

お菓子屋さんを作る時は、「厨房スペース」と「販売スペース」をきっちり壁で仕切らなくてはいけないので、

 

壁を作るための柱を一番最初に建てております。

 

ここから、壁ができ、床材を張り・・・と

 

お店っぽくなっていきます💖

 

お菓子屋さんを作る時は日本全国どこでも、地域の保健所に「この物件でお菓子屋さんやってOK」の許可をいただく必要があります。

 

その要件が、結構細かいの・・・

 

一度では覚え切れず、

「あれ、壁ってこれでいいんだっけ?」

「水道ってこの数でいい?」

 

と思い出しては工務店さんに

 

「ごめんなさい、ここも工事して〜😭」

 

と追加注文。

笑って許してくれる工務店さんに感謝。

 

来週にはまたがらっと違った姿をお店できるはず⭐️

 

楽しみにお待ちいただけるとうれしいです☺️

融資が満額下りた!融資を受けるまでの流れ

こんにちは!

東京都町田市鶴川で、米粉スイーツ専門店を開業します⭐️

銀行借り入れ初挑戦の主婦です。

 

 事業をやるにはお金が必要。

 お菓子屋さんをやるには専用キッチンを用意せねばならず、借り入れが必須です。

(レンタルキッチンで開業する人もいるようで、その場合は借り入れしなくてもいいのかもしれませんね)

 

 今回、サポートを受け見事!創業融資を満額受けられることになりました!

 初回の起業だと満額融資を受けられず、減額されることも多い模様。今回は満額融資を受けられるようになるまでの経緯と私なりの学びをお話ししていきたいと思います。

 

融資を受ける決意

 たんまり貯金がある人や、都市部以外にお住まいで自宅敷地に余裕がある方以外は、融資を受けないと菓子製造許可のあるキッチンが作れないことが多いのではないでしょうか。

 菓子製造許可に関しては下記の記事参照。

blog.hatena.ne.jp

 焼きが安定した業務用のオーブン、衛生的に・安全に材料を保管するための業務用冷蔵庫など、必要なものはたくさんあり、私は借入をすることに決めました。

 融資は借金。大きなお金を果たして返済できるのかという不安はもちろんありました。

 低コストで、レンタルキッチンなどを利用して開業する手もありましたが、事業をスケールさせて将来の不安を無くしたい。自宅近くで子供たちのそばにいながら仕事をしたいという思いから、思い切って融資を受けることに決めました。

 万が一、事業がうまくいかなかったら、看護師資格もある。看護師に戻ってバリバリ稼いで、また事業をやればいいや。そう思いました。

一番初めに日本政策金融公庫に行ってみたが・・・悩みにぶち当たる

 起業家への融資についてネットで検索して上位に出てくるのは「日本政策金融公庫」。金利でお金を貸してくれます。私は借り入れは初めてなので、一度お話をしっかり聞こうと思い、自宅から一番近い事務所まで面談に行きました。

 そこで必要と言われたのが「創業計画書」です。「なんで起業して、どんな商品を売って、いくらくらい売り上げが出る見立てがあって、設備や運営にいくらくらいのお金が必要になるのか」。ざっくりいうと、そんなことを記載する書類です。これを1から自分で作らなくてはいけません。

 創業計画書の作り方のパンフレットもいただきました。

 

「うんうん、なるほど、創業計画書ってこういうものなのね!」

 

・・・私の場合は・・・?

何から書けばいいの?

見込み客が何人かってどうやって調べるの?

客単価って何?

 

全くのど素人が、「はい、創業計画書作ってきてね❤️」と言われて作れるわけがありませんでした。

 

専門家に頼もうか・・・

ココナラとかで探してみようか・・・

でもお金がかかるよね・・・

自分の計画書は自分で理解していないとダメだろうし、人任せってのはいかん・・・

 

この創業計画書がどうにも進まなくて、悶々とした日々を送っていました。

 

東京都町田市の創業支援

 しばらく悩みすぎて頭がオーバーヒートしていたので、別のことを調べようとネットで起業家への補助金などを調べていたときに、自分が住んでいる東京都町田市で創業支援をしていることを知りました。

 なんと

 「融資の利子全額補助」!

 「創業計画書作成サポート」!

 「支援を受けるのは無料」!

なんでしょうこれは。素晴らしすぎる!すぐさま町田市の創業支援事業を調べ、支援を受けるのに必要な動画4本を即日視聴。支援を申し込みました。

 支援してくれる団体はいくつかありましたが、私がお世話になったのは「町田新産業創造センター」です。(HPが見やすかったので直感で選びました。)

 主にお世話になったのは創業計画書の書き方です。WordとExcelのフォーマットを送っていただいて書き込み、それをメールで送って添削していただく形でした。かなり具体的に書かれた記入例(これが良かった!)を頂いたので、それに沿いながら埋めていき、何度か添削のコメントをいただいて修正していきました。添削コメントとしては

  • 経歴に、今回起業する業種と関係のあるものがないと融資を受けづらくなるので、関連業種の経験が浅いならそれを補う情報を手厚く書くこと
  • 実際販売するものの写真を添えること
  • 競合分析は他社の名前を具体的に挙げてグラフにすること

などなど、他にもたくさん。

 競合分析などしたことがありませんので時間はかかりましたが、アドバイスしていただいたことに沿って一つ一つネットで分析方法を調べ、埋めていきました。ここでかなり時間を使い、想定していた融資を受けるまでの期間から大きく外れてしまいましたが、今思っても、非常に大事な頭を使った作業。ビジネスを考えるときに必要となる考え方の基礎を学べたと思います。

 こちらのサポート事業では日本政策金融公庫から融資を受けると利子全額補助にはならないため、お勧めされた銀行や信用金庫を検討して融資先は政策金融公庫以外にすることにしました。

創業計画書を褒められる

 こうして作った創業計画書を銀行へ提出したところ、「よく書けている、これならすぐに審査に進める」と何度も褒めていただきました☺️初めて融資を受けるときは、返済できなくなったときに代わりに銀行へ返済してくれる「保証協会」と契約して手数料を払う必要があります。(私たち借り入れした人間は、銀行の代わりに保証協会に返済しなくてはいけないので、保証協会は「銀行にとっての保証」ですね)

 銀行の方から、「保証協会の審査の方が銀行よりも厳しいです。保証協会の審査が通れば銀行の方は通ると思っていただいて良いです」と言われました。保証協会の方の審議が無事通過できたのは、創業計画書のサポートのおかげだと確信しています☺️

 

融資の流れ

ここで融資の流れについてちょっとご紹介。

  1. 銀行へ創業計画書を持って融資申し込み
  2. 銀行内で審査
  3. 保証協会へ行って面談して審議
  4. 保証協会での審査を受けて、銀行内で最終審査
  5. 審査に通ったら銀行と融資契約
  6. 融資実行

こんな感じです。2ヶ月くらいは見ておいた方が良いです。意外と時間がかかります。

1度添削を受けたら次も書けそう、創業計画書

 創業計画書は、一度書いたら2度と書かない、というものではありません。例えば今回の融資が満額下りなかった場合、銀行とは別に再度日本政策金融公庫に相談して融資を受ける、なんていうこともありえます。その際にはまた創業計画書が必要になります。

 ビジネスが大きくなって、人を雇用したい・もっと大きい設備が必要になったなどどいう際にも借り入れする可能性があります。その際に、人任せにせず自分の頭で考えたということは、今後のビジネスにとっては非常に重要な時間的投資だったと思っています。

まとめ

 創業融資を受ける際は、住んでいる地域でサポートをしていないか?ぜひ調べてみてください。創業計画書を書く際は代行会社に任せるのではなく、自分で頭を捻って考えるということは、時間がかかっても今後ビジネスオーナーになっていく立場ならば、必要なことなんじゃないかなと思います。

 

新店舗。思わぬところで時間がかかる。

町田市鶴川で米粉スイーツ専門店の開業準備中の小麦粉不耐性主婦です。

 

お菓子を販売するのにあたっては、自宅の台所で作ったものは販売してはいけませんので、「菓子製造許可」を取得したキッチンが必要となります。

 

物件探したり、内装考えたりと下準備を色々とやっています。

ここで内装を考えるのがとっても大変だということがわかりました・・・

今もまだ内装は決まっていません。何度も図面を引き直している最中です。

 

内装を決めるのに踏んできたステップを、現段階のところまでご紹介できればと思います。

内装を一から決めるのって大変

内装を一から自分の頭で考えるのは想像以上に大変です。

 

自宅を注文住宅にされた方なんかは経験があるかもしれませんが、内装を決めるのって楽しいかと思いきや、想像以上に考えることが多くて時間がかかりませんでしたか?

 

我が家は注文住宅ではありませんでしたが、注文住宅をつくったママ友は「本当に大変だった。。。」と漏らしていました。

 

お菓子を作る工房となるキッチン、まず「キッチンでどのくらいの広さが必要なの?」というところからでした。そこからまずわかりません。

 

例えばお借りする物件が以前もお菓子屋さんやパン屋さんをやっていた物件だったなら、ある程度形が残されているので「ここはカウンター」「ここに冷蔵庫」と決めやすいのでしょうが。。。

 

今回お借りする物件は、以前は物置として使用されていたようで、全くまっさらな状態です。白紙に一から絵を描くようなものです。

 

狭すぎず広すぎない作業スペースの幅はどれくらい?

オーブンはどこに置くんだろう

出入り口はどこに設置?

 

デザイン云々の前に、まずは作業効率の良いキッチンの配置から考えようと思って、とりかかりました。

参考にするのはPinterest

自分の経験も知識もない頭で一から内装を考えるのは無理なので、参考にしたのはPinterestというアプリ。

 

おしゃれなカフェや店舗の内装の参考にもなりますが、「図面」の写真もあったりします。

 

作業台と作業台の間に60cmの幅があればなんとか動けるんだな、とか

飲食店では提供する時の流れを意識して作るんだな、とか

 

そもそも図面がどういうものなのかもわからないので、わからない頭で考えるよりは調べてしまった方が早いですね。

Pinterestを参考に、とりあえず叩き台として図面を引いてみました。これが9月初旬のこと。

9月の中旬に、各関係者が集まり物件の内覧をしましたが、ここに暫定の叩き台図面を持ち込んで各業者さんに「この位置で設置可能か?」などのすり合わせを行いました。

厨房業者さんが正式な図面を引いてくれる

私の場合は、業務用冷蔵庫を購入する予定の業者さんが私の暫定の図面をもとに正式な書き方で図面をひいてくだいました。

これがとてもありがたく、素人では見落としているところ、考え抜かれていないところ、必須の設備の記入漏れを発見することができました。

壁の厚み、見落としがち

まず、壁には当たり前ですが厚みがあります。平面の図面をひいていると綺麗に忘れがちです。

壁の中に引き込む形の引き戸なんかを作ろうと思うと壁の厚みは10cm以上。

それによって部屋の面積は狭まるのに図面に反映されない。

このままだと「実際に作ってみたら想像以上に狭くなった!」ということにつながるでしょうね。

改めて壁の厚みを考慮して図面の引き直しをすることにしました。

オーブンのドアを開けた時のこと、見落としがち

業務用オーブンはでっかいです。ドアを開けたら私の当初の設計では洗面台にドアが直撃する構造になっていました。

これも業者さんの視点がなければ見落としていた点でした。

実際にキッチンで仕事をしていて、ドアを洗面台に当てないように気をつけながら仕事するのってストレスだろうな、と思いましたので、こちらもオーブンの位置をずらすなどして考え直すことにしました。

ガス給湯器、設置忘れ

菓子製造許可取得に必須のガス給湯器の存在を忘れていました。

業者さんがひいてくれた図面の端っこに優しく「給湯器設置場所、要確認」とあり、忘れていたことに気づかせてくれました。

こちらも、図面に追加しなおしです。

まとめ

菓子製造許可を取るためには図面を保健所へ提出してOKをもらい、内装工事後にその図面の通りに内装が仕上がっているかの確認が必要になります。

保健所の基準を満たした形で、作業しやすく、実現可能なキッチンを考える作業は、自分の城を作る作業なので楽しいのですが、非常に大変です。
ありがたいことに優しくアドバイスしてくださる方がたくさんいらっしゃるので頼りながら図面完成に向けて頑張りたいと思います。