TokyoKomekoCakes’s blog

米粉スイーツ専門店を開きたい,不器用主婦のブログ

新店舗。思わぬところで時間がかかる。

町田市鶴川で米粉スイーツ専門店の開業準備中の小麦粉不耐性主婦です。

 

お菓子を販売するのにあたっては、自宅の台所で作ったものは販売してはいけませんので、「菓子製造許可」を取得したキッチンが必要となります。

 

物件探したり、内装考えたりと下準備を色々とやっています。

ここで内装を考えるのがとっても大変だということがわかりました・・・

今もまだ内装は決まっていません。何度も図面を引き直している最中です。

 

内装を決めるのに踏んできたステップを、現段階のところまでご紹介できればと思います。

内装を一から決めるのって大変

内装を一から自分の頭で考えるのは想像以上に大変です。

 

自宅を注文住宅にされた方なんかは経験があるかもしれませんが、内装を決めるのって楽しいかと思いきや、想像以上に考えることが多くて時間がかかりませんでしたか?

 

我が家は注文住宅ではありませんでしたが、注文住宅をつくったママ友は「本当に大変だった。。。」と漏らしていました。

 

お菓子を作る工房となるキッチン、まず「キッチンでどのくらいの広さが必要なの?」というところからでした。そこからまずわかりません。

 

例えばお借りする物件が以前もお菓子屋さんやパン屋さんをやっていた物件だったなら、ある程度形が残されているので「ここはカウンター」「ここに冷蔵庫」と決めやすいのでしょうが。。。

 

今回お借りする物件は、以前は物置として使用されていたようで、全くまっさらな状態です。白紙に一から絵を描くようなものです。

 

狭すぎず広すぎない作業スペースの幅はどれくらい?

オーブンはどこに置くんだろう

出入り口はどこに設置?

 

デザイン云々の前に、まずは作業効率の良いキッチンの配置から考えようと思って、とりかかりました。

参考にするのはPinterest

自分の経験も知識もない頭で一から内装を考えるのは無理なので、参考にしたのはPinterestというアプリ。

 

おしゃれなカフェや店舗の内装の参考にもなりますが、「図面」の写真もあったりします。

 

作業台と作業台の間に60cmの幅があればなんとか動けるんだな、とか

飲食店では提供する時の流れを意識して作るんだな、とか

 

そもそも図面がどういうものなのかもわからないので、わからない頭で考えるよりは調べてしまった方が早いですね。

Pinterestを参考に、とりあえず叩き台として図面を引いてみました。これが9月初旬のこと。

9月の中旬に、各関係者が集まり物件の内覧をしましたが、ここに暫定の叩き台図面を持ち込んで各業者さんに「この位置で設置可能か?」などのすり合わせを行いました。

厨房業者さんが正式な図面を引いてくれる

私の場合は、業務用冷蔵庫を購入する予定の業者さんが私の暫定の図面をもとに正式な書き方で図面をひいてくだいました。

これがとてもありがたく、素人では見落としているところ、考え抜かれていないところ、必須の設備の記入漏れを発見することができました。

壁の厚み、見落としがち

まず、壁には当たり前ですが厚みがあります。平面の図面をひいていると綺麗に忘れがちです。

壁の中に引き込む形の引き戸なんかを作ろうと思うと壁の厚みは10cm以上。

それによって部屋の面積は狭まるのに図面に反映されない。

このままだと「実際に作ってみたら想像以上に狭くなった!」ということにつながるでしょうね。

改めて壁の厚みを考慮して図面の引き直しをすることにしました。

オーブンのドアを開けた時のこと、見落としがち

業務用オーブンはでっかいです。ドアを開けたら私の当初の設計では洗面台にドアが直撃する構造になっていました。

これも業者さんの視点がなければ見落としていた点でした。

実際にキッチンで仕事をしていて、ドアを洗面台に当てないように気をつけながら仕事するのってストレスだろうな、と思いましたので、こちらもオーブンの位置をずらすなどして考え直すことにしました。

ガス給湯器、設置忘れ

菓子製造許可取得に必須のガス給湯器の存在を忘れていました。

業者さんがひいてくれた図面の端っこに優しく「給湯器設置場所、要確認」とあり、忘れていたことに気づかせてくれました。

こちらも、図面に追加しなおしです。

まとめ

菓子製造許可を取るためには図面を保健所へ提出してOKをもらい、内装工事後にその図面の通りに内装が仕上がっているかの確認が必要になります。

保健所の基準を満たした形で、作業しやすく、実現可能なキッチンを考える作業は、自分の城を作る作業なので楽しいのですが、非常に大変です。
ありがたいことに優しくアドバイスしてくださる方がたくさんいらっしゃるので頼りながら図面完成に向けて頑張りたいと思います。