TokyoKomekoCakes’s blog

米粉スイーツ専門店を開きたい,不器用主婦のブログ

メレンゲ失敗地獄から脱出?:シフォンケーキ奮闘記

こんにちは。米粉スイーツ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

 

前回の記事で

メレンゲを立てすぎて離水してしまっていた。」

立てすぎないように気をつけていたら今度は

メレンゲが立つ前に離水する・・・😭」

 

そんなメレンゲ失敗地獄に陥っていました。

10個くらい続けて底上げし、

 

「もう、超高額のシフォンケーキスクールにでも行こうかな・・・」と諦めかけたその時、ようやく地獄から抜け出す光が見えてきました。

スタンドミキサーをやめてハンドミキサーにした

 初めの失敗は「メレンゲを立てすぎて離水」でした。このとき私は「スタンドミキサー」というやつを使っていました。卓上に置くタイプのミキサーで、ハンドミキサーより馬力があります。そのため、あっという間にメレンゲが立ち上がり、見極める目が未熟な私は「メレンゲのいい具合」を何度も逃してしまっていました。

 

 そもそも何でスタンドミキサーを買ったのかというと、ハンドミキサーだけで作っていたら卵黄を泡立てた後に卵白をと順番に泡だてることになり、時間がかかるなと思ったためです。また、「機械で何分混ぜる、この速度で!」と決め切ってしまえば、自分の未熟な技術で泡立てるよりも安定したメレンゲができるに違いない。そう思ったためでした。

 泡立つスピードが速いスタンドミキサーは、メレンゲの見極めが未熟な私が

扱うのには早かったようで、ハンドミキサーに切り替えたのでした。

スタンドミキサーより泡立つのが想像の5倍遅かった

 ここで、「メレンゲ立てすぎて離水」の後の失敗である「メレンゲが立つ前に離水」の原因が現れます。

 正確にいうと、メレンゲが立つ前に離水」していたのではなく、「メレンゲが立つのがスタンドミキサーよりめちゃくちゃ遅かったため、メレンゲが立っていないのに『こんなに時間がかかっているんだから、メレンゲ立てすぎている!』と大幅な勘違いをしていた」のです。

 メレンゲが立っていないのに「ああ〜また離水した😭」と泡立て中盤で失敗したと勘違いしてしまっていたのですね。

 勘違いによってできたツノが立たない未熟なメレンゲを卵黄生地に混ぜ込んでいたため、ふくらまないわ底上げするわ。

 10個もの悲しい底上げシフォンを量産してしまうという結果に至ります。

悲しき底上げシフォン。

 おそらく、ハンドミキサーの馬力も弱いのかもしれませんが、スタンドミキサーで作るよりも圧倒的にメレンゲが立つまでに時間を要することがようやく分かりました。

久しぶり、もこもこメレンゲ

 「もしかして、まだまだ泡立て不足だっただけ?」と気付いてからは「離水するかな、離水するかな・・・」と恐怖に慄きながら少しずつハンドミキサーを回す時間を長くしていき、ようやく

もこもこメレンゲを久々に拝む

立体的なもこもこしたメレンゲを久々に拝むことができ、感無量!

卵黄生地と混ぜると、

卵黄生地ももこもこ

こちらももこもこ😽

ただ、離水を恐れるあまりキメを整えるためのミキサー低速回しの時間が短かったこと、生地合わせの混ぜ回数もすくなかったことで、メレンゲが立ちすぎ状態でしたので。

オーブンの中で生地が膨らみすぎて爆発しました笑

でもカットすると、失敗続きだったシフォンよりもキメが細かいシフォンが焼けており、何より底上げなし!!!!

手前がメレンゲ未熟シフォン、奥がもこもこメレンゲシフォン。キメが細かい。

シフォン技術0どころかマイナス100ぐらいの地点から、±0にくらいは戻れたかなあ。そんな心持ちです。

今日はトールシフォンで焼いてみようと思います。(調子にのりすぎ?)

爆発しない、いい感じの高さのきめ細かいシフォンにするためには練習あるのみ。

最速で失敗を繰り返し、最速で学んでいこうと思います。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。また次のブログでお会いできたら嬉しいです。

 

メレンゲ難民。離水・ツノが立たない・底上げ:シフォンケーキ奮闘記

こんにちは。米粉スイーツ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

前回の記事で「なんか突然失敗した」という旨の投稿をしました。

自分のシフォンが定まらない原因がメレンゲにあったことが分かりましたので、原因や勉強してわかったことを記録として残していこうと思います。

基本のキ:メレンゲができていなかった

 「シフォンケーキのお店をやろう」と思い立つ遥か昔、お菓子の本を見てシフォンケーキを焼いていました。その時は失敗したことがなく、お友達にも褒められ、それゆえ「自分はシフォンケーキ作りが上手なんだ」と勘違いしてしまったと今実感しています。

 今、製品にしようと水分や油分、卵の質などにこだわり、理想のふわふわ感を追い求めてきた結果、シフォンケーキってそんなに単純じゃないんだなと思い知りました。

 つい最近まで、メレンゲに対してあまり疑問を持っていませんでした。「メレンゲはちゃんとできている」と思っていたのです。ですが、知り合いのパティシエさんから「もしかしたら失敗の原因はすべてメレンゲにあるかもしれませんね」とアドバイスをいただき、メレンゲと向き合った結果、メレンゲはちゃんとできている」と勘違いしていたことが分かりました。

実はメレンゲを立てすぎていた

 「ピンとツノが立つまで」という表現がレシピではよく使われます。なので私は「メレンゲはピンとツノが立って、もこもこしてればいい!」と思ってしまっていました。

 ですが、いろんな方のシフォンケーキ作成動画でメレンゲを注意深く見てみると、なんとなめらかなのか自分が作っているメレンゲはツノが立っていてもボソボソしていて、卵黄生地に混ぜ込むとメレンゲの塊がのこって混ぜずらいのに、諸先輩方のメレンゲはスッと美しく卵黄生地に混ざっています

 「ああ、私はメレンゲ立て過ぎだったのか」と、100個以上も試作をしていながらようやく痛感しました。

離水したメレンゲ。ボッソボソ。

なかなか「メレンゲ立てすぎ」から抜け出せない

 「今まではメレンゲ立て過ぎだった」とわかっていても、いつもより短い時間でミキサーを止めることに心理的抵抗がありました。

「ここで止めたら膨らまないんじゃないか」

「泡立て不足じゃないか」

「あとちょっと泡立てられるだろう」

という気持ちになって、泡立て過ぎが失敗の原因だとわかってからもしばらくは泡立てすぎから抜け出せませんでした。

 

やっぱり離水。ボウルについたメレンゲが水っぽく浮いている。

離水してもツノが立つまで泡立てた結果、膨らみはしても超底上げ。

 


底上げの原因は後に「卵黄の乳化不足」だと分かりましたが、とにかくもう底上げをあまりしてこなかったのに何個も何個も底上げしたり膨らまなかったりで、メンタルが折れそうでした。

次の課題は「ツノが立つ前に離水する」

滑らかに見えるメレンゲ。でもこれも失敗。 

 写真のメレンゲ(ぼやけていますが)、一見なめらかそうですが、こちらも失敗作です。離水を恐れてツノが立つ前にミキサーを止めた結果、柔らかい腰のないメレンゲになってしまいました。

 泡立てすぎから抜け出すべく、10秒ごとにミキサーを止めて硬さをチェックしたり、パティシエYouTuberさんの「同時進行で一緒にシフォンが作れる動画」を見ながら、メレンゲを泡立てる秒数・砂糖を入れるタイミングを完璧に合わせてみたのですが、不思議なことに

「ツノが立つ前に離水する」のです。

 YouTubeのパティシエさんと同じ秒数混ぜて、砂糖も完璧に同じタイミング、ミキサーの速度も、同じメーカーのミキサーではないけれど、音や生地の様子でおそらく同じくらいの速さに設定しているのに、「はい、これがいい感じのメレンゲですね!」とパティシエさんが言っている時に私のボウルの中のメレンゲは全くツノの立っていないゆるゆるな卵白が・・・

 

 同じことを何回か繰り返し、

「3回目の砂糖を入れた後に、ツノが立つまでに異様に時間がかかり、かつツノが立つ前に離水し始めている」ことが分かりました。

 そこでネットやYouTubeメレンゲの立て方を学び直しました。

砂糖の量とタイミングが原因だった

私が気を抜いていた部分、それは「3回に分けて入れる砂糖の量がバラバラだった」ことでした。

メレンゲが立たない原因はいくつかあって

・ボウルやミキサーに洗い残しなどで油分が残っている

・卵白に卵黄が混ざっている

など代表的なものは常日頃気をつけていました。

 砂糖を3回に分けて加える、また、卵白に対して30%程度の少ない量の砂糖を混ぜ込む時は卵白を泡立て初めてから長い時間をおかずに早めに加え始めることは理解していました。

 一番の失敗の原因と思われたのは「一番初めに加える砂糖の量が多すぎた」ことかと予想しました。砂糖は3回に分けて、とよくレシピでは書いてありますが、きっちり3等分gを測って加えているレシピやYouTube動画は見たことがありません。プロは目分量でやっても大丈夫だからだと思います。ですがこちらは初心者。きっちり3等分できておらず、1回目の砂糖を加えるタイミングで多めの砂糖が卵白に入ったため泡立ちづらく、最終的にメレンゲのツノが立つ前に離水したのかな?と推測しました。

 今日は朝から2回焼いて失敗続き・・・これから3回目を焼きますが、3等分の砂糖をきっちり計測して加えてみてどうか?実験してみたいと思います。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。また次のブログでお会いできたら嬉しいです。

 

 

急に失敗:シフォンケーキ奮闘記

こんにちは。米粉シフォンケーキ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

今日、今まで安定して焼けていたプレーンシフォンケーキが急に失敗しました!失敗の原因を考えてみました。

今まで焼けていたのに急に萎んだ

 最近は卵の比較検証を行なっていました。近隣の養鶏場を調べて卵をとり寄せ、プレーンを焼いて味などを比較しています。(スーパーの卵と比べてこだわっている養鶏場の卵は、黄身の色が濃いオレンジでとても美味しそう。また濃厚卵白の量がとても多く、白身と黄身を分ける作業も黄身が割れないので扱いやすいです。)

 プレーンのレシピはすでに確立して安定して焼けていたので、いつも通りに焼いていたつもりでした。でも、オーブンを見ると「あれ?なんか、萎んでない!?」

取り出してみると、上面がベッコリした悲しいシフォンさんが・・・悲しい〜〜〜!

しぼんだ悲しいシフォンさん。高さが型の縁まで行ってそこからしぼんだのがわかります。

なんで萎んだん?

 なんで急に!?レシピ変えてないのに!?

 変えたと言えば卵だけど、、、スーパーの卵よりいい卵だし、スーパーの卵で上手に焼けていたのに、卵変えたからってここまで萎むだろうか・・・いやこれは卵が原因じゃないな。

 

型に洗い残しがあった?

卵黄の乳化不足?

計量ミスしてた?

メレンゲが弱かった?

 

いろいろ考えたけど、どれもいつもと同じだった・・・では何が原因?

メンタルの問題?慢心は事故を呼ぶ。

 色々考えた結果「これだ!」という原因はわかりませんでした。そうなると、残るはメンタルの問題かな〜と思いました。

 尊敬しているお菓子作りのYouTuberさんが

「今まで上手にできていたのに、なんかわからないけど失敗する時がある。そういう時は、初心に戻って。きっと何か手順とかを間違えている。そのお菓子から少し離れて別のお菓子を作るのもいいよ」

とおっしゃってました。

 私は最近プレーンが安定して焼けるようになってきたことに調子に乗っていたのでしょうね。元々自己肯定感も低めなので、ちょっとでも褒められると心の内側ではめっちゃ調子に乗ります。

 別のお菓子を作るという選択肢もアリですが、「きっと調子に乗って基本をおろそかにしてしまったんだ」と、よくわからないけど確信めいた勘が働きましたので、初心に戻って精神統一して、もう一つ焼いてみることに。しかもちょっとお高いいい卵で。緊張感を持って焼いたところ、あっさりとこれまで通り綺麗にシフォンが焼けました!わーい☺️

リベンジ成功。



 「お菓子作りには精神統一が必要」

これも尊敬しているYouTuberさんがおっしゃってました。勉強になるなあと感謝しつつ、今からまた精神統一してココアシフォンを焼いてきます。

 

今回の記事は以上です。米粉シフォンケーキ専門店開業ブログ、また次回の記事でお会いできると嬉しいです。

米粉の比較してみた

こんにちは。米粉シフォンケーキ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

先日行ってきた米粉マイスター講座の提出課題で、「米粉の比較をしてみよう」と言うものがあったので、やってみました。「自分のレシピにはどの米粉が合うのか?考えてみました。

比較した米粉たち

自宅にあった米粉をすべて引っ張り出してきたのが下記のラインナップ。

  1. NAMISATO「サクッ!と仕上がるお米の粉」
  2. Cotta 「製菓用米粉 新潟県産」
  3. Cotta 「製菓用米粉 ミズホチカラ」
  4. 富澤商店「製菓用米粉
  5. 富澤商店「熊本県産(ミズホチカラ) 製菓用米粉

いろんな米粉を試そうとちょうど色々取り寄せたところだったので、すべての米粉の封を切るのに躊躇しましたが・・・急いでたくさん試作品作ればいいや!と腹を括っていざ開封

5種類の米粉を10gずつ小皿に取り分けてみた

米粉の粒度を確認してみる

まずは講座で習った通り、指で触って粒度を確かめてみました。

※粒度というのは米粉のでんぷん粒の粗さで、触るとサラサラしているものが粒度が細かい、ザラザラしていると粒度が粗いと判断できます。

詳しくは以前書いたブログの

米粉マイスター講座にいってみた①を参照されてください。

 

5種類の米粉、触ってわかったのは

「1 .NAMISATOだけ、サラサラだけど指に粒感が残る。あとは全部サラサラ〜」

ということ。

NAMISATOは唯一製菓用では無くお料理用の米粉です。繊細なお菓子と違って粗めの粒度でも支障がないのでしょうね。製菓用の残り4種類はすべてサラサラしていて、鈍感な私の指では違いがわかりませんでした。

 

米粉の損傷度を調べてみる

次に米粉にとって重要な「でんぷんの損傷度」をチェックしてみました。10gの米粉に同量の水を入れて、吸水の様子を比較。

10gの米粉に同量の水を入れて溶いてみた

 

みてわかる通り、NAMISATOだけ吸水が過剰ですぐにボッソボソに。損傷率が高いことがわかります。見た目では他4つの製菓用米粉たちは同じように水状に溶けてくれていますが、スプーンを持ち上げたときに若干重く感じたのは下記の2種類でした。

 

  3. Cotta 「製菓用米粉 ミズホチカラ」

  5. 富澤商店「熊本県産(ミズホチカラ) 製菓用米粉

もしかしたらミズホチカラの特性?なのかもしれせんが、この2種類はスプーンを持ち上げた時に少しもたっとした感じでした。

よって、一番粒度が小さく損傷度も低いのは

       2. Cotta 「製菓用米粉 新潟県産」

    4. 富澤商店「製菓用米粉

 

との検証結果となりました!

 

 シフォンケーキはでんぷんではなく卵白の力で膨らむところが大きいので、さほど支障はないのかもしれませんが、よりふわっふわのシフォンをお届けすべく、より粒度が細かく損傷度の低い米粉でお届けしたいなと思います☺️

 

 パンを作るときは損傷度が大きく影響してきますので、きっとNAMISATOでは失敗してしまうかも。でもお料理など粒度と損傷度があまり大きく関係がないものを作るのであれば、手軽に手に入るので便利ですよね。

 

 これらの米粉は、NAMISATOならスーパーで、他の製菓用米粉はオンラインショップで簡単に購入が可能です!米粉を買ってみたときはぜひ、粒度と損傷度を検証して、自分のレシピに合うのかどうかを考えてみてくださいね。

 

今回の記事は以上です。米粉シフォンケーキ専門店開業ブログ、また次回の記事でお会いできると嬉しいです。

米粉マイスター講座に行ってきました②

こんにちは。米粉シフォンケーキ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

 

 今回は米粉マイスター講座に行って学んだことの第二回目の記事です。

 米粉のこともそうですが、食全体のこと、食品添加物のことについて学ぶとても良い機会になりました。生活していく上でなかなか切り離せない添加物。非常に考えさせられる内容で、開業する予定のない方も参考になるんじゃないかなと思います。

  • 米粉に合わせる他の材料:油って危険?
  • 米粉に合わせる他の材料:白砂糖ってダメなの?
  • 砂糖も油も「悪ではない」
  • 添加物って悪?
  • 食べることは幸せなこと

米粉に合わせる他の材料:油って危険?

 私のレシピでは、シフォンケーキをよりふわふわにするために油を使っています。ノンオイルの健康シフォンもありかな、と思った時期もありましたが、おやつってそもそも嗜好品。ゴリゴリに健康にこだわって美味しさを損なうより、ふわふわを追求したい。おやつを思いっきり楽しんでほしい。そんな思いから油を使うことに決めました。その代わり、体に優しい油を使おうと思い、良質な油とされる米油を使って試作していました。

 ところが今回の講習では、米油であっても製法によっては油を抽出する過程で薬剤が混ざったり、製法の過程で高温にするためすでに酸化してトランス脂肪酸が入っている可能性があるとのこと・・・もちろんそれは油のパッケージには書いていません。「油を作る方法」の知識がないと、安全な油かどうか見分けることができない。食に対する知識って本当に大事だなと思います。「米油ならなんでもOK」では無く、「このメーカーの油はどうやって生成しているのかな?」を調べて、安全に作られている油を選ばないといけないことがわかりました。

米粉に合わせる他の材料:白砂糖ってダメなの?

 お菓子やパンに必須の砂糖。現在は白砂糖よりも茶色い砂糖のほうがいいよ〜という風潮がありますよね。きび砂糖や黒糖、メープルシュガーなどの色のついた砂糖を生活に取り入れている方も多いのではないでしょうか。(我が家もお料理にはきび砂糖です。)

 講座ではなぜ茶色い砂糖が良いのか?ということを聞いてきました。結論から言うと

  • 砂糖が細胞に取り込まれるのにあたってはミネラルが必須。白い砂糖は生成によってミネラルが削ぎ落とされているため、体の別の部分からミネラルをとってくることになるので他の臓器がミネラル不足になり支障が出る

と言うことでした。

 脳の一番大事な「脳幹」というのが影響を受け始めるのは最後の段階で、脳幹の周りにある理性や感情を司る脳の部分が先にミネラル不足の影響を受け始めます。

 イライラしやすく、怒りっぽくなったり、アルツハイマー認知症の原因になるという説もあるそうです。

 そのため、ミネラルを一緒に摂取できる茶色い砂糖が体にはいい、と言うことなんですね。

砂糖も油も「悪ではない」

米粉マイスター講座では、油や砂糖などの摂取の仕方について下記のように教わりました。

続きを読む

米粉マイスター講座に行ってきました①

こんにちは。米粉シフォンケーキ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

 

米粉を扱うならば、米粉のことを深く理解せねば!

インターネットでの独学のみではなくきちんと勉強したくなったので、米粉マイスター講座」を受講しに行ってきました。

 たくさんあった学びの中から、特に「ためになった!」と感じたことを共有させていただきます。

米粉のことを深く知る

でんぷんのこと

 米粉と小麦粉との違いは「グルテンがないこと」というのはご存知の方が多いと思います。グルテンは空気を閉じ込め、お菓子やパンを作るときには膨らみの役割を担います。ではグルテンのない米粉は膨らまないのでしょうか。

 米粉で作ったパンやパウンドケーキも、ある程度の膨らみを保つことができます。その骨格になるのはグルテンではなく「でんぷん」です。

 米粉マイスター講座では、米粉を構成するでんぷんについて、分子レベルで詳しく説明を受けてきました。もはや中学か高校の化学の授業!20年以上前の記憶を遡りつつ必死に食らいついて聞いてきました。

  • でんぷんは2種類(アミラーゼ、アミロペクチン)あり、それぞれが網目の構造を作り、空気を抱え込むことができる
  • 空気を保つ網をつくる(つまり膨らみを保つ)ためには熱(70℃以上)が必要で、アミラーゼがこの網を作った状態を「糊化した」と表現する
  • きちんと熱を加えて糊化させないと、アミラーゼが網を作れないため気泡が保てず、膨らまなくなる
  • 熱を加えすぎると今度はでんぷんが崩壊してアミロペクチンが流出、アミロペクチンも網を作ることはできるがアミラーゼのように骨格を保てず、熱を加え続けると凹んでしまう

米粉が膨らみを保つためには熱と、それによるアミラーゼの網が重要です。今米粉がどの状態にあるのか?を判断しながらお菓子やパンを作っていくことが必要と学びました。

米粉の質の見極め方

米粉は今はスーパーでもドラッグストアでも気軽に手に入りますが、原料となる米の種類や米粉の製法によってメーカーごと・種類ごとに違いが大きいことが特徴です。米粉を選ぶときに注意が必要なのは

  1. でんぷん粒の粒度(粒の荒さ)
  2. でんぷん粒の損傷度

この二つです。

 粒度に関しては、講座の中でいろいろな種類の米粉を指で触って違いを比べました。

米粉の比較、紙皿の中は米粉を同量の水で溶いたもの

 意識しながら触ってみると、粒子の荒さの違いがよくわかります。写真上の方の上新粉が一番つぶつぶ感があり、写真下の方の二つは粒が小さくさらささしていました。

 

 粒子が細かいほうが吸水が早く、荒いほうが吸水が遅い傾向にありますが、でんぷんの損傷が少なければ最終的に吸収する水の量は同じになるそう。今回の研修では水に溶かしてみたときの感じも比較しました。お菓子やパンを作るときに同じ粒度の米粉で作っていないと米粉によって水に溶けた時の感じが違うので、水を増やしたり減らしたりの手間が生じてしまいますね。仕上がりにもばらつきが出そうです。

 

 損傷度に関しては、とくに米粉以外の材料がシンプルな米粉パンでは特に注意が必要です。粒度は粗くても細かくても、最終的に吸収する水分量は同じですが、損傷が大きい米粉はでんぷん粒の中に水が入りこむため、損傷が少ない米粉よりも水を吸収してしまいます。そのときに「あ、生地が硬いな」とうっかり水を足してしまうと水分過多で膨らまないというトラブルにつながります。

試食!
米粉パウンドケーキ、左は損傷度低めの米粉、右は損傷度高めの米粉
一緒にお皿に乗っているのは米粉バナナマフィン。
左上は米粉チップス。上はお土産の米粉パウンドケーキ。紅茶と一緒に。

 損傷度の違いでパウンドケーキの焼き上がりの高さがかなり違いました。でんぷんの損傷が強いと空気を抱き込み骨子を作る役割のアミロースが少なく、骨子を作れないアミロペクチンで空気を抱き込むため、焼成後に空気が逃げてしまって焼き上がりの高さが低くなります。

 食べた感じはどちらもさほど大きく変わらないかな〜という感じでしたが、どうせならふんわりと大きく焼きたいですよね。

 

損傷度の調べ方

 粒度や損傷度は、米粉を買ったときに袋に書いてあるわけではないので、自分で確かめる方法を持っていることが米粉を扱う上での失敗を少なくします。

 粒度は触ってみればわかります。損傷度は、「米粉と同じ量の水で解いたときにどういう状態になるか?」で判断します。

 

 1枚目の写真の、下から2番目米粉を溶かした液体のように、とろっとしているのが損傷率が低いものです。ボソボソしたりしている米粉は損傷度が高く、より水分を吸収してしまっています。

 新しく封を開けた米粉は粒度と損傷度をチェックして、「いつも使っている米粉と比較してどうか?」を常に見ていかないといけませんね。

 

以上、米粉についての重要ポイントでした!

 

少し長くなってしまうので、次の記事で続きを書いていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

狙ってた物件、先を越されて物件探しが振り出しに!ショック

こんにちは。米粉シフォンケーキ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。

 

今日はお菓子屋さん開業で避けて通れない物件について、私が直面している悩みを書き綴っていきます。

 

 

狙ってた物件が他の人に抑えられてしまった・・・

 幸いなことに、我が家から徒歩10分以内の距離に空き物件がありました。

私にとっての最優先事項は家族との時間です。なので

・家から徒歩もしくは自転車で通える!

・子どもが寝た後パパに子どもを任せて、シフォンケーキを焼きにいくことも可能!

・保育園と学童のお迎え時間のギリギリまで仕事が可能!

家から職場が近いことは私の中での絶対条件でした。

ただ、ネックは「家賃が高いこと」・・・

 結構古めの物件でしたので、値下げをお願いできないか不動産屋さんと交渉していました。近所でしたので、その物件に2〜3年借り手がついていないことも知っていましたので、「そんなにすぐに他の借り手はつかないだろう」とたかを括っていたのが敗因です。

 業務用オーブンを入手しようと思い、オーブン業者さんに物件の中を見てもらおうと不動産屋さんに内覧許可をもらうために電話した際に、「他の方との契約が進んでいるので」と言われてしまいました・・・

 「ご縁がなかった。こういうのは縁だから。次の物件を探そう」

 前向きな主人に背中を押され、物件探しを1からやり直すこととなりました。

お菓子屋さんには「菓子製造許可のある物件」が必要

 そもそもお菓子を作って売るにあたっては、お役所から許可をいただいているキッチンで作ったものしか売ってはいけない決まりです。衛生面を考えて、細かい規定をクリアしたキッチンでないといけないわけです。

 そしてそのキッチンは「自宅のキッチンと併用不可」。そのため、一軒家なら家の中にお菓子作り専用キッチンをもう一つ作るとか、庭にプレハブでキッチン作るとか。我が家は一軒家ではなくマンションなので、敷地内のキッチン増設ができないため別の物件を探す必要があります。

 ちなみに東京都だと、許可を取るために必要な設備はこんな感じ

https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/kyokatodokede/files/kyoka_tebiki202303.pdf

・二層式のシンクが必要

・トイレに手洗い場が必要

・床や壁紙は掃除しやすい、水分が染み込まない素材で

・給湯器が必要

・キッチンは売り場とは壁などで区画されていること

 などなど、他にも細かい規定が盛りだくさん。

 

 物件の賃貸料・改装費用を考えると、売上のない起業当初に膨大な費用がかかるというのは二の足を踏みます。そんな人のために「菓子製造許可のあるキッチンを時間貸しするよ」という「レンタルキッチン」なるサービスも存在しています。

 多額の費用をかけず、「売れるか試してみたいな」という方にとってはレンタルキッチンという選択はありありだと思います。

 

なんでレンタルキッチンを使わないことに決めたのか

 初めは改装費用をかけずにレンタルキッチンを使って始めようと思いました。幸い都内なので車で30〜40分圏内に3つほどレンタルキッチンがあります。ただ、効率がすごく悪いのかな、と思いました。

 レンタルした時間内でお菓子を作り、ラッピングまでそこで行うとなると、時間がものすごくかかる。かなり効率的にやらないと時間が無駄になる。道具も自分が使い慣れているものをすべて持ち込み、時間が来たらもって帰らないといけない。食材と、出来上がった大量のお菓子も車で持ち帰る。家でも試作するならば、車から家に道具類の載せ下ろしの手間も。

 レンタルキッチンが毎回好きな時に借りられない可能性もあるから、キッチンのはしごが必要になるかもしれない。置いてあるオーブンがキッチンによって違うだろうと思うと、お菓子の出来上がりもムラができそう。

 そう思うと、通勤40分かけてワサワサと動くよりは、自宅の近場で通いやすい距離で、通勤時間を無駄に取られずにお菓子を作れたほうがいいのかもしれないと思いました。レンタル料も、毎日がっつり借りるとすると馬鹿になりません。だったら自分の家の近くに自分専用のキッチンがあったほうが、効率よく家庭と仕事も両立できるかな?最終的にはコスパもいいのかな、と思ったので、レンタルキッチンではなく自分のキッチンを持つことに決めました。

今日、違う物件にアタックしにいく

 そんな経緯で物件を探し、「ここがいいかな」と思っていた物件を他の人に先に抑えられてしまいました・・・

 ご縁がなかったのです。クヨクヨせずに、今日!不動産屋さんに赴いて相談をしてきます!今から、行ってきます!

 

 今回の記事は以上です。米粉シフォンケーキ専門店開業ブログ、また次回の記事でお会いできると嬉しいです。