こんにちは。米粉シフォンケーキ専門店を開業すべく奮闘中の主婦ゆーりんです。
今日はお菓子屋さん開業で避けて通れない物件について、私が直面している悩みを書き綴っていきます。
狙ってた物件が他の人に抑えられてしまった・・・
幸いなことに、我が家から徒歩10分以内の距離に空き物件がありました。
私にとっての最優先事項は家族との時間です。なので
・家から徒歩もしくは自転車で通える!
・子どもが寝た後パパに子どもを任せて、シフォンケーキを焼きにいくことも可能!
・保育園と学童のお迎え時間のギリギリまで仕事が可能!
家から職場が近いことは私の中での絶対条件でした。
ただ、ネックは「家賃が高いこと」・・・
結構古めの物件でしたので、値下げをお願いできないか不動産屋さんと交渉していました。近所でしたので、その物件に2〜3年借り手がついていないことも知っていましたので、「そんなにすぐに他の借り手はつかないだろう」とたかを括っていたのが敗因です。
業務用オーブンを入手しようと思い、オーブン業者さんに物件の中を見てもらおうと不動産屋さんに内覧許可をもらうために電話した際に、「他の方との契約が進んでいるので」と言われてしまいました・・・
「ご縁がなかった。こういうのは縁だから。次の物件を探そう」
前向きな主人に背中を押され、物件探しを1からやり直すこととなりました。
お菓子屋さんには「菓子製造許可のある物件」が必要
そもそもお菓子を作って売るにあたっては、お役所から許可をいただいているキッチンで作ったものしか売ってはいけない決まりです。衛生面を考えて、細かい規定をクリアしたキッチンでないといけないわけです。
そしてそのキッチンは「自宅のキッチンと併用不可」。そのため、一軒家なら家の中にお菓子作り専用キッチンをもう一つ作るとか、庭にプレハブでキッチン作るとか。我が家は一軒家ではなくマンションなので、敷地内のキッチン増設ができないため別の物件を探す必要があります。
ちなみに東京都だと、許可を取るために必要な設備はこんな感じ
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/kyokatodokede/files/kyoka_tebiki202303.pdf
・二層式のシンクが必要
・トイレに手洗い場が必要
・床や壁紙は掃除しやすい、水分が染み込まない素材で
・給湯器が必要
・キッチンは売り場とは壁などで区画されていること
などなど、他にも細かい規定が盛りだくさん。
物件の賃貸料・改装費用を考えると、売上のない起業当初に膨大な費用がかかるというのは二の足を踏みます。そんな人のために「菓子製造許可のあるキッチンを時間貸しするよ」という「レンタルキッチン」なるサービスも存在しています。
多額の費用をかけず、「売れるか試してみたいな」という方にとってはレンタルキッチンという選択はありありだと思います。
なんでレンタルキッチンを使わないことに決めたのか
初めは改装費用をかけずにレンタルキッチンを使って始めようと思いました。幸い都内なので車で30〜40分圏内に3つほどレンタルキッチンがあります。ただ、効率がすごく悪いのかな、と思いました。
レンタルした時間内でお菓子を作り、ラッピングまでそこで行うとなると、時間がものすごくかかる。かなり効率的にやらないと時間が無駄になる。道具も自分が使い慣れているものをすべて持ち込み、時間が来たらもって帰らないといけない。食材と、出来上がった大量のお菓子も車で持ち帰る。家でも試作するならば、車から家に道具類の載せ下ろしの手間も。
レンタルキッチンが毎回好きな時に借りられない可能性もあるから、キッチンのはしごが必要になるかもしれない。置いてあるオーブンがキッチンによって違うだろうと思うと、お菓子の出来上がりもムラができそう。
そう思うと、通勤40分かけてワサワサと動くよりは、自宅の近場で通いやすい距離で、通勤時間を無駄に取られずにお菓子を作れたほうがいいのかもしれないと思いました。レンタル料も、毎日がっつり借りるとすると馬鹿になりません。だったら自分の家の近くに自分専用のキッチンがあったほうが、効率よく家庭と仕事も両立できるかな?最終的にはコスパもいいのかな、と思ったので、レンタルキッチンではなく自分のキッチンを持つことに決めました。
今日、違う物件にアタックしにいく
そんな経緯で物件を探し、「ここがいいかな」と思っていた物件を他の人に先に抑えられてしまいました・・・
ご縁がなかったのです。クヨクヨせずに、今日!不動産屋さんに赴いて相談をしてきます!今から、行ってきます!
今回の記事は以上です。米粉シフォンケーキ専門店開業ブログ、また次回の記事でお会いできると嬉しいです。